近年、教員の多忙化が深刻な問題となっています。
特に、授業の持ちコマ数に関する議論が、中央教育審議会 特別部会で取り上げられており、教員の負担軽減を目的とした「持ちコマ数の上限設定」が提言されています。
今回、School Voice Project(スクールボイスプロジェクト)が行った、全国の教職員を対象に行われたアンケート結果によると、特に小学校の教員の約74%が週21コマ以上を担当しており、多くの教員がこれを「負担」と感じているとのこと。
また、心身の健康を守り、授業の質を維持するためには、「16コマ〜20コマ」を適切なコマ数であると多くの教職員が回答しました。
授業以外にも様々な業務があり、授業準備に充てる時間も不足していることも指摘されています。
質の高い教育を提供するためには、持ちコマ数の適正化はもちろん、教員の業務全体の見直しが必要であることも明らかに。
社会全体で支える体制づくりが求められているようです。