三井不動産株式会社は、26日、日本橋に食の研究開発支援施設「&mog Food Lab」を開業した。本施設は、同社の食の事業開発支援プロジェクト「&mog by Mitsui Fudosan」の一環として設立され、スタートアップ企業や食品メーカーの新規事業開発をサポートする。


「&mog Food Lab」には、飲食店レベルの厨房設備、試食会スペース、商品撮影スタジオなどが完備されており、入居企業は即座に研究開発を開始できる。さらに、三井不動産が運営する商業施設や日本橋の飲食店との連携を通じて、開発した商品のテスト販売やメニュー化を支援。これにより、商品開発から市場展開までを一貫してサポートする。




すでに複数の企業が入居を決定しており、その中には、独自技術でプレミアムノンアルコール飲料を開発する「COLDRAW株式会社」、日本橋の人気レストラン「食の會」の運営を行う「株式会社食の会」、新たな中食サービスを展開する「株式会社マチルダ」などが含まれる。
COLDRAW株式会社は、3月29日・30日に日本橋で開催される「ニホンバシ桜屋台」にて、本施設限定の特別商品を販売予定。
「&mog Food Lab」は、単なるシェアキッチンにとどまらず、企業同士のコラボレーションを促進し、食産業の発展に貢献する施設としての役割を担う。 今後も同社は、入居企業への支援を強化し、新たな食の価値を創造するための取り組みを進めていく。