フューチャーモデル株式会社は25日、ディスプレイ搭載AIグラスで世界販売台数トップを誇る「Rokid(ロキッド)」ブランドの新製品、「Rokid スマートAIグラス」を日本市場へ独占投入すると発表した。本体重量約49gという軽量設計ながら、最新の生成AIモデルを統合し、視界そのものをAIインターフェースに変える次世代ウェアラブルデバイスとして展開する。

視界で完結するAIアシスタントとリアルタイム翻訳
新製品の最大の特長は、GPT-5やGeminiなどの高度なAIモデルを搭載し、「見る・話す・聞く」に最適化されたアシスタント機能を持つ点だ。ユーザーが視線を向けた対象物をAIが即座に認識して文字や音声で解説するほか、会議の音声をテキスト化し、要点やアクションアイテムを自動抽出するAIレコーダー機能も備えている。視界内に届く通知に対して短い定型文で即座に返信する機能など、スマートフォンを取り出す手間を省いた新しいワークスタイルを提案する。

また、89言語に対応するリアルタイム翻訳機能では、相手の言葉が視界内に日本語字幕として表示される。日本語や英語、中国語など主要6言語はオフライン状態でも利用できるため、通信環境が不安定な海外の地下鉄などでもシームレスなコミュニケーションが可能だ。

ビゲーションやカメラ機能で日常からビジネスまでサポート
日常的な利便性やビジネスシーンでの活用も追求している。Googleマップと連携したハンズフリー・ナビゲーション機能では、進行方向を視界内に直接表示し、安全でスムーズな移動を支援する。また、プレゼンテーション時に発表原稿をレンズ内に表示できるテレプロンプター機能を搭載しており、聴衆から目線を外すことなく進行できる点も、ビジネスパーソンやクリエイターにとって大きなメリットとなる。さらに、本体前面には1,200万画素のSony IMX681センサーを搭載し、ユーザーの目線そのままの映像や写真をハンズフリーで記録することが可能だ。
オープンなAIエコシステムによる法人展開の加速
フューチャーモデルは個人ユーザー向けだけでなく、法人向けのソリューション展開も本格化させる。本製品は特定のサービスに縛られないマルチAIモデル対応を基本としており、スマートフォン連携型の「CXR-M SDK」や、グラス単体で動作する「CXR-S SDK」を開発者向けに提供する。加えて、ノーコード・ローコードでAIエージェントを構築できる「Rizon Platform」などのフルスタック開発環境を用意し、日本企業が独自の空間アプリケーションや業務ソリューションを柔軟に開発できるエコシステムの構築を推進する構えだ。
26日よりMakuakeで先行販売を開始
本製品は、2026年2月26日(木)午前11時よりクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売される。メーカー希望小売価格(税込)は、本体が7万9,990円から10万9,890円。カプセル充電器やクリップオン式フレームなどが付属するフルセットが9万9,990円から13万9,260円となっている。一般発売に先駆け、蔦屋家電+二子玉川店や、ららぽーと湘南平塚店などの一部のソフトバンクショップでは、予約不要で実機を体験できる展示を行う。

