マネーフォワードが、AIを同僚として経理・労務・法務などのバックオフィス業務を自律的に処理する新サービスを発表した。自然言語による対話を通じてAIがバックオフィス業務を自律的に遂行する新サービス『マネーフォワード AI Cowork』を2026年7月より提供開始する。

同サービスは『マネーフォワード クラウド』のラインアップの一つとして提供され、経理・労務・法務にまたがる業務をAIが「同僚(Coworker)」として自律処理することを特長とする。ユーザーはMCPサーバーの導入・保守を一切行わずに利用でき、専門知識がなくても使用可能だ。
主な機能として、「今月の経理業務をまとめて処理して」といった曖昧な自然言語の指示にも対応し、請求書発行・支払依頼・入金消込・資金繰り予測などを複数のAIエージェントが並列・自律的に連携して完結させる。また、開発パートナーが提供するAIエージェントやユーザー自作の「マイエージェント」との組み合わせも可能なオープンな設計を採用している。
ガバナンス面では、AIが社内ルールに従って動作するための「ガードレール機能」、AIが作成した下書きを人間が確認・承認する「Draft & Approve」プロセス、AI監査ログを実装し、中堅・エンタープライズ企業の安心した導入を支援する。技術基盤にはAnthropicの『Claude Agent SDK』および『Claude API』を採用している。
提供背景として同社は、2030年までに日本の生産年齢人口が約234万人減少するとの推計(国立社会保障・人口問題研究所)を踏まえ、「人間がSaaSやAIを使って作業する体験から、AIに任せて完了する体験へのシフト」を目指すと説明している。
提供対象は『マネーフォワード クラウド』利用中のユーザー。先行受付フォームは https://biz.moneyforward.com/library/form/60682/ にて受け付けている。

