グーグルは2026年10月1日、複雑で長期的なワークフロー全体にわたって深い推論を持続できる新しいフロンティアAIモデル「Gemini 4 Argon」を発表した。ソフトウエア開発や企業の法務・財務業務、サイバーセキュリティ分野への適用を想定する。

出力トークンの上限は従来の6万4000トークンから業界最高水準となる100万トークンに拡大した。コーディング評価「DeepSWE v1.1」で77.9%のスコアを獲得したほか、金融分野の「Vals Finance Agent v2」や法務分野の「Harvey’s Legal Agent Benchmark」、自動化タスクの「AutomationBench」などドメイン特化型の評価で高い性能を示した。サイバーセキュリティ分野の「CWE-bench v1」では68%のスコアで首位タイとなった。
価格は入力が100万トークンあたり2ドル、出力が10ドルで、キャッシュ済み入力は95%割引となる。グーグル社内では、量子アルゴリズムの最適化で公表基準値を40%上回る成果を上げたほか、大規模コード移行でC/C++からRustへの置き換えを進め、動画コーデックライブラリ「libgav1」で既存のRust移植版に比べ2.7倍の高速化を達成したという。
提供はFairwind Programを通じたサイバーセキュリティ担当者向けの展開や米国政府向けの事前アクセスから始め、有料APIユーザーとGoogle AI Ultraユーザーへ順次拡大する。その後、開発者や企業、一般消費者にも提供範囲を広げる計画である。
https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/gemini4argon/

