12月4日、ファミリーマートが都内本社にて、会員制和牛専門店「WAGYUMAFIA」とまるか食品「ペヤングやきそば」とのコラボ新商品「ULTRA PEYOUNG」の発表会を開催した。
本イベントでは、ファミリーマートマーケティング本部長の足立光氏に加え、「WAGYUMAFIA」の創業者である実業家の堀江貴文氏とシェフの浜田寿人氏が登壇。新商品の開発経緯や商品の魅力などを話した。
ファミリーマートと「WAGYUMAFIA」のコラボは、2021年に発売した「ポテトチップス ULTRA GARLIC」、2022年に発売した「ULTRA HIGHBALL」に続き、今年12月5日より発売される「ULTRA PEYOUNG」で第三弾となる。
3回目のコラボが実現した感想について堀江氏は、「ポテチも夢だったのですが、焼きそばも夢だったんです。ファミリーマートさんから『ペヤングをやりましょう』と企画をいただいたときには『やったー!』と思いました」とコメント。
続けて、「私は九州出身なのですが、九州エリアはカップ焼きそばというとUFOなんですね。初めてペヤングを知ったのは、漫画の『こち亀』で登場したときでした。そこから東京に行ったら絶対に食べるぞと。上京してからはペヤングの大ファンですね」とペヤングとの出会いを明かした。
話題は商品コンセプトに。「人に会う前にこれを食べたらダメなんじゃないかとかネガティブな方向に、頭が行ってしまうと思うのですが、今はSNSの時代なのでむしろそれがいいんですね。要は、ツッコみどころがある商品だからこそ、SNSにあげたくなる。『ニンニク臭がすごくて、デート前なのにどうしてくれるんだ』といった声がSNSでミーム化されるのがすごくいいなと思っているんです」と堀江氏。SNSで話題になることも視野にニンニク増し増しに振り切ったことを明かした。
また、浜田氏は「ウルトラシリーズは全てにおいて、グラフィックデザインにかなりこだわっていて、たとえば、リビングルームに置いても生活感が出ないものを意識しました。『ULTRA HIGHBALL 』は冷蔵庫の中に入れるとおしゃれに見えるんじゃないかな」とスタイリッシュなパッケージデザインを紹介。
これを受けて堀江氏は、「コンビニのプロの方に、他の商品がいろんな要素が詰め込まれたパッケージになっている理由を聞きましたが、消費者はスペックを見て商品を選んでいるので説明をたくさん載せないとということ。たとえば、パソコンもスペック競争になっていますけど、アップル製品ってスペックはあまり気にしないで買われていくんですよね。それがブランドだろうなと思って。同じように、ウルトラシリーズにもブランド価値をポンと付けて『ウルトラシリーズは外れがないから買うわ』となるくらいまで行きたい。なので、パッケージはシンプルにしています」とブランド戦略について語った。
登壇者3名のトークセッション中、「ULTRA PEYOUNG」を試食させてもらったのだが、目の前に提供された途端、食欲を刺激する芳ばしいガーリックの香りが。口に含むと、これまたガーリックの香りが強烈にするのだが、ペヤングの懐かしい味わいも同居していた。ジャンキーなものを欲しているときには、もってこいの商品である。 「ULTRA PEYOUNG」350円と、昨年より好評の「ポテトチップス ULTRA GARLIC」198円、「ULTRA HIGHBALL」228円は、12月5日より全国のファミリーマートにて販売される。おすすめの楽しみ方は、「ポテトチップス ULTRA GARLIC」を砕いて「ULTRA PEYOUNG」に振りかける食べ方だそうだ。後の予定には注意しつつ、ぜひとも豪快なガーリックの味わいを堪能してほしい。