全国の家電量販店にて販売されている玄米発芽炊飯器「Likaveil(ライカベル)」。ライカベルは、玄米を少し発芽させることで栄養価を高めつつ、玄米の旨味を引き出すよう設計された玄米特化型の炊飯器として注目されています。今回はライカベルの開発をした株式会社ハヌに、開発秘話や今後の展望を伺いました。
ライカベルについて教えてください。
ライカベルは、自宅にある玄米を発芽させ、そのまま炊き上げる「発芽玄米」メニューを搭載した炊飯器です。玄米が水を吸収して膨らみ、栄養価も増すため、やわらかく美味しい発芽玄米ごはんを炊き上げることができます。玄米特有の臭みも感じにくく、玄米をこれまで食べていた方にも、より美味しく味わっていただけます。
さらに、操作パネルはタッチキー式を採用しており、簡単で分かりやすい表示により誰でも手軽に利用できる設計です。白米や発芽玄米のおかゆも新たに追加され、日常的に様々なごはんメニューを楽しむことができます。
【URL】https://hanu.jp/index/?page_id=1714
■「白米」メニュー
白米メニューは、通常の白米・白米早炊き・白米やわらか・おかゆと、お好みの硬さでメニューで切り替えができます。通常の炊飯は約40分で炊き上がります。
■「発芽玄米おかゆ」メニュー
通常のおかゆとは違い、発芽機能を有したおかゆメニューになるので、硬い玄米をトロトロのおかゆとして炊飯することができます。おかゆ同様、様々なトッピングでより美味しくお召し上がりいただけます。
ライカベルを開発することになったきっかけを教えてください。
当社では約10年間、「玄米発芽炊飯器」を発売してまいりましたが、原材料の高騰や半導体の不足により、仕入れが困難となってしまいました。今までのノウハウを活かせないものかと考えた結果、「新しい炊飯器を自社で作ろう」と行動に移して、時間が掛かってしまいましたがやっと“ライカベル”の販売まで辿り着くことができました。
玄米のような硬い穀物を炊飯するのは、今まで韓国製炊飯器が主流でしたが、韓国製は1.8気圧以上かかる大変大掛かりなものなので、認証規格取得なども時間が掛かりました。現在販売されている韓国製炊飯器は圧力鍋のように高圧力が掛かり、玄米もやわらかく炊けますが、安全性を認証する規格を取得していない炊飯器も多数あります。
当社が自社ブランドで開発したきっかけのもう一つは“安全面”です。ライカベルはSGマーク(消費生活用製品の安全性を認証する制度)なども取得しているので安全にご使用いただけます。
今後の展望を伺いたいです。
当社では「価値ある商品を適切な流通にのせる」をモットーに、メーカーの商品取扱などに励んできました。これからも全世界の“価値ある商品”や“眠っている商品”を探して、メーカー・販売店に寄り添った流通政策に努めていきます。
今回の玄米発芽炊飯器ライカベルのように商品を開発するノウハウを得ることが出来たので、自社商品企画・開発も皆様に喜んでいただけるよう進めていければと考えております。
【会社概要】
社名:株式会社ハヌ
本社所在地:〒108-0073 東京都港区三田3-4-12 三田MTビル3F
取締役社長:神戸 信之
事業内容: 家電商品等卸売業
HP:https://hanu.jp