音楽ファンの期待が高まる新しいサービスが誕生した。タワーレコードは10月22日、公式通販サイト内に個人間取引の場となる「タワーレコード マーケットプレイス」をオープンした。
音楽好きのための安心取引システム
従来のフリマアプリとは一線を画す特徴がある。タワーレコードのデータベースと連携することで、商品のバーコードを読み取るだけで詳細情報が自動入力される仕組み。大量の商品を出品する際の手間を大幅に削減できる工夫だ。
決済システムも充実している。タワーレコードの店舗やオンラインで使えるポイントが利用可能で、エスクロー決済による安全な取引環境も整備された。匿名配送にも対応しており、個人情報保護の観点からも安心できるシステムになっているという。
中古レコードの需要拡大が背景に
近年、アナログレコードの人気が再燃している現状。タワーレコードはこれまで新品販売が中心だったが、中古品の需要も確実に高まっているという状況。音楽ファンの「欲しい」と「売りたい」をマッチングさせる新たな取り組みへの第一歩である。
出品の手順は極めてシンプルだ。商品情報の登録、配送情報の入力、価格設定を行えば完了する仕組み。購入も通常のネットショッピングと同様の感覚で利用できる設計。販売手数料は個人出品者の場合10%という水準。
支払い方法はクレジットカードをはじめ、コンビニ決済、各種電子決済に対応しており、利用者の利便性を重視した設計。音楽ファンの新たな交流の場となることが期待される仕組み。
タワーレコードは今回のサービス開始について「音楽好きの人から新たな音楽好きの人へ、価値あるプロダクトをつなぐプラットフォーム」と位置づけている。
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