折りたたみスマホの出荷台数、世界と日本で増加中
調査会社のMM総研によると、2023年の世界での折りたたみスマホの出荷台数は1600万台。これは、全てのスマホの1.4%にあたり、日本では2023年度に22.5万台が出荷され、全体の0.9%を占めている。数字はまだ小さいが、急速に伸びている分野だ。
折りたたみスマホ市場では、韓国のサムスン電子が世界をリード。2023年の世界市場でのシェアは65.6%で、2位以下を大きく引き離している。日本市場でも同社が60.4%のシェアを持ち、トップの座を守っている。
日本人の3割が購入に前向き、将来の市場拡大に期待
MM総研が日本で行った調査では、折りたたみスマホの存在を知っている人が75.7%にのぼり、購入したいと考えている人や検討したい人を合わせると30.3%に達し、3人に1人が興味を持っているという結果。
この調査結果を受けて、MM総研は日本での折りたたみスマホの出荷台数が今後も増え続けると予測。2024年度には35万台、2028年度には181万台まで増える見込み。2023年度と比べると8倍の規模になる計算。
市場拡大の鍵を握るのは米国のアップル社の動向。日本ではiPhoneが非常に人気で、スマホユーザーの約半数が使用。アップル社が折りたたみスマホを発売すれば、市場が一気に広がる可能性もあり、今後の展開が注目される。
調査データ MM総研調べ
Webアンケート調査概要
調査時期:2024年8月
調査対象:15~69歳の男女
回答件数:1468人
調査方法:Webアンケート
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