コクヨ株式会社、組織成長ソリューション「TEAMUS(チームアス)」発表 チームに着目した企業の成長戦略とは

コクヨ株式会社は5月16日、組織成長ソリューション「TEAMUS(チームアス)」の発売を発表した。また、人事や経営企画担当者向けのセミナーと「TEAMUS」の詳細を紹介するイベント「TEAMUS DAY 2025」も同日開催した。

「TEAMUS」開発の背景

働き方改革を経て、コロナ禍以降の働き方の価値観やオフィスの役割は大きく変化した。これからは何を目指し、どのように働き、どのような経験ができるのかが、人材の獲得と成長には欠かせない要素となっている。しかし半数以上の企業が、オフィス構築後の効果測定を実施していない。当然、改善施策も未実施である。

なぜそのような現状があるのかというと、改善施策は人に関連する事項のため人事や現場が対応することが多い。しかし、人事部門の仕事量は多く、手が回らないのも現状だ。人材不足の企業ではなかなか実施しにくい。

実際、エンゲージメントやサーベイ実施の必要性を感じている人事や現場マネージャーの割合は約80%と、人事部門への期待値は高まっていると言える。

その課題解決のため、コクヨが長年ワークプレイス事業を通じて培ってきたノウハウをもとに組織成長ソリューション「TEAMUS」が誕生した。

「TEAMUS」とは

「TEAMUS」とは、組織のチーム単位での成長をサポートするソリューションサービス。企業は個人の頑張りだけではなく、組織として成果を出すことが求められるため、着目されている。

「TEAMUS」は、わかる、気づく、変わるの3つのステップで構成されている。「わかる」では、まず18の要素ごとにスコア化し、強み、伸びしろ、ギャップなどの実態を把握する。

次の「気づく」では、フィードバックと対話で改善のきっかけを掴む。集合型のセッション「LEADERオンボーディング」や1対1での対話形式「LEADERインサイト」で現場スコアのフィードバックを実施し、なかなか気付けないポイントにアプローチを行う。

最後の「変わる」では、コーチがチームリーダーの成長をサポートすることで、行動が変わるまで伴走し続ける。特に新任マネージャーの場合、きちんと組織を引っ張っていけるのかという課題があるが、自立できるように仕組みづくりの支援を行う。契約中何度でもコーチングを受けられ、なかなか自信が持てないところからリーダーに必要な考え方を整理可能だ。

「TEAMUS」は10チームまで、TEAMUSコンディションサーベイ(6ヶ月間10チームには何度でもサーベイ可能)、LEADERオンボーディング(6ヶ月間で2回)を行える。価格は190万円となり、ミニマムからでも始めることが可能だ。また、チーム数の拡大やメニューの追加などのカスタマイズも行える。

「TEAMUS」の提供は5月1日より開始済み。成長途中で現場が見えづらくなってきた企業や、さらに人事の育成を行いたい企業などは、ぜひ「TEAMUS」でチームの解像度を上げてみてはいかがだろうか。

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