社会調査研究センター(SSRC)は、9月3日、スマートフォンを対象とした新しいインターネット調査方式「dサーベイ」による全国世論調査を実施した。
大震災の恐怖「感じる」82%、備えに年代差
9月1日は関東大震災からちょうど100年。
「大きな地震災害に襲われる恐怖を感じますか」と尋ねたところ、「強く感じる」の28%、「ある程度感じる」の57%を合わせた86%が「感じる」と回答。
「ご自身の生活の中で大震災の備えをしていますか」の質問(複数回答)には、
「非常食などの防災グッズ」44%
「近所の避難所・避難場所の確認」42%
「緊急時の家族との連絡方法」28%
「緊急避難時に持ち出す貴重品袋」26%
「防災訓練への参加」10%
という結果だった。
「何もしていない」と回答したのは23%。
18〜29歳では38%が「何もしていない」と答え、年代が上がるほど防災意識が高まる傾向がみられた。
岸田政権のマイナ対応「評価しない」73%
岸田内閣の支持率は8月6日の前回調査から3ポイント増の25%。
6月調査の31%から7月26%、8月22%と下落傾向にあったが、ここで下げ止まったか。
不支持率は前回比3ポイント減の63%と依然高く、不支持の理由では「政策が期待できないから」が58%(回答者全体の36%)、「岸田首相が信用できないから」が29%(同18%)だった。
マイナンバーカードをめぐる岸田政権の対応については「評価する」14%に対して「評価しない」が67%。
物価対策については「評価する」11%に対して、「評価しない」が73%だった。
マイナンバーカードをめぐるトラブルが相次ぎ、物価が上がり続ける状況などへの不満が内閣支持率低迷の背景にあり、岸田政権がそうした不満に応えられていないのが現状だ。