11月11日は「介護の日」
厚生労働省の調べでは、2022年国内の介護必要者は694万人。2040年度には872万人にのぼるとされています。
そして、介護を支える”介護職員不足”も今問題となっています。
そんな中、
マガジンハウスの『anan』『POPEYE』『こここ』編集部が、さまざまな介護・高齢者ケアに関わる仕事場と働く人を取材した記事を紹介する展覧会、
「ケアするしごと展 by マガジンハウス」
を渋谷スクランブルスクエアで開催しました。
若者があつまるエリアでの介護に関する展示イベント。いったいどんな内容なのでしょうか。
井上キャスターが取材をしてきました。
渋谷スクランブルスクエアで開催されている「ケアするしごと展 by マガジンハウス」にやってきました。
マガジンハウス社の『anan』『POPEYE』『こここ』編集部の共同企画で開催されているこちらの展示イベント。
全国の介護・高齢者ケアに関わる仕事場と働く人を取材した記事などが展示されています。
こちら大きな写真とキャッチコピーのような見出しが書いてあって、とても見やすくなっています。
こちら記事の一部ですが、一つ一つの展示にQRコードがついているので続きはWEBで見られるようになっています。
全体的に白で統一されているのでとてもスタイリッシュでおしゃれな空間となっています。
今回、「ケアするしごと展 by マガジンハウス」を企画された、「こここ」編集長の中田さんにお話をうかがいます。
井上キャスター)
今回、マガジンハウス社の3メディアが、介護問題をテーマにした展示会を開催した理由を教えてください
中田さん)
一番の理由は介護や福祉の仕事にあまり関心がなかったり、全然関心がなかったりする若い方にお届けしたいと思って、展覧会の形で用意しました。介護やケアする仕事はすごく大変そうだったり、ハードなのではないかというイメージが多いと思うんです。
でも実際は一人ひとりに合わせて「工夫をしたりクリエイティブを発揮できる仕事場ですし需要も高くて、若い方が活躍できる仕事なのでぜひ知ってほしいと思っています。
井上キャスター)
若者が多くあつまる渋谷スクランブルスクエアで開催した狙いは?
中田さん)
なるべく未関心・無関心ぐらいの若い人に届けたいなという気持ちがあったので、特にここ渋谷スクランブルスクエアは渋谷で遊びたい人、買い物しに来た人がこの7階のフロア(ファッションフロア)は通り抜けていける場所でもあるので、こういうところでハッとケアする仕事に出会ってほしいなと思いこの場所を選びました。
こちらのカウンターでは、anan+POPEYEによるスペシャルブックが配布されています。
さすが、表紙もおしゃれですね。
こちらでは、認知症の中核症状をVRで体験できるとのことなので、私も体験したいと思います。
井上キャスター)
今でも足が震えているぐらい怖かったです。
認知症の方にとっては私たちが普段生活している道路でさえも段差を感じたりかなりギャップがあるんですね。
中田さん)
今体験いただいたのは、認知症の中でも空間の把握が難しくなる。 今ご覧頂いたように、少しの段差が崖のようにビルの屋上から下を見るような、あくまでも比喩なんですがそういう形でお届けしている映像です。
井上キャスター)
認知症の方を理解することで、私たちも認知症の方への対応や行動が変わってくるということですね。
若い世代に、介護のことをより知ってもらう為の企画や演出が細かいところまでされていて驚きました。14日から30日まで、下北沢でも開催されるそうです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
「今まで介護ち聞いても、どこか他人事のように感じていましたが、今回VTRを観て想像異常に身近な問題だと感じました。介護の重要性がより若者世代にも拡がってほしいです。