東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科バイオロボティクス研究室と株式会社ミライト・ワン・システムズ、日本マイクロソフト株式会社は、「未来のスマート農業」を目指し、教育や研究での協力を模索することになった。

東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科では、2024年度より新カリキュラムが始まっており、スマート農業に関する教育・研究が一つの大きな柱となっている。その一期生である2年生の必修科目「スマート農業入門」と、バイオロボティクス研究室3年生必修科目「専攻実験」において、汎用性の高いロボットシステムであるUnitree Go2の学習と体験を行った。

Unitree社のGo2は汎用性の高い4足歩行ロボットであり、農業分野では、巡回・監視(盗難対策)、農作業者補助・運搬支援、圃場のマップ化と精密農法支援、篤農家技術抽出による次世代技術継承、野生獣対策(追い払い)など、多くのシチュエーションでの活用が期待されている。
バイオロボティクス研究室とロボット開発の実績を有するミライト・ワン・システムズは「スマート農業分野への4足歩行ロボットの応用や研究・開発」や東京農業大学キャンパス内での活用などについて検討することになった。また、オープンキャンパスや収穫祭での教育・アピールについても同様に検討している。2025年8月2・3日に開催される東京農業大学オープンキャンパス(世田谷)では、バイオロボティクス研究室の左村公准教授とミライト・ワン・システムズで生産環境工学科の模擬講義などを担当する予定。