岩手県洋野町の地域活性を目的とし、その一環として洋野町の食材と銀座の人気店がコラボレーションをして洋野町の魅力を発信する「ひろのぐるめぐり in 銀座」PRイベントが1月18日に開催された。
「ひろのぐるめぐり in 銀座」は2023年12月から2024年2月の期間で行われており、レストラン「essence Terrace Dining BAR」では1月22日から1月29日までの会期でコラボメニューを提供予定。イベントでは、洋野町の魅力や強みについての説明や「ひろのぐるめぐり in 銀座」でコラボレーションする3店の代表者のトークセッションが行われた。
登壇した洋野町水産商工課の関根義隆氏は「洋野町でPRしたい取り組みのひとつがカーボンオフセットです。洋野町には国内最大規模の認証Jブルークレジットがあります」と口に。
Jブルークレジットとは、企業が環境保全のため機器を導入した際に発生するCO2などを、クレジットとして発行することができるというもの。炭素クレジットとも言われており、企業間の取引で使用することも可能。関根氏は「環境保護に役立てたい、企業と自治体が一緒になって観光保護、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます」と目標を話した。
「ひろのぐるめぐり in 銀座」の3店舗の代表者によるトークセッションも行われた。12月にコラボが終了している「銀座 なか路」料理長の中路武人さんは「連日開始1時間ほどで全て完売。コラボメニューを実施することで、お客様が洋野町について調べる人が多くいた」とコメント。
来週1月22日からコラボ期間が開始される「essence Terrace Dining BAR」マネージャー石川浩一さんは、提供予定のメニューについて紹介。また「洋野町の食材に初めて触れたが今後も可能であれば使用していきたい」と話した。同店では、洋野町自慢の乳製品「ゆめ牛乳」を使用したデザートの提供も予定している。
2月にコラボ予定の「鉄板処 めぐろ」取締役専務である白石尚人さんは、開発中のメニューについて「洋野町の食材は力強い」「(コラボについて)はやくお客様に知ってもらいたい」と目を輝かせた。
「都内で展開するときはどこに重きをおいていますか?」の質問に対して、関根さんは「今回のイベントでは、観光メインに洋野ブルーツーリズム推進事業の一環として実施しています。このイベントで洋野町について知ってもらうこと、東京で食材を食べてもらうことをキッカケに現地に食べにきてもらいたい。実際に洋野町を観光客の増加を目的としている」と答えた。